冬枯れの桜並木が描かれた絵を手にした日から、目覚めると部屋中が花びらで満たされるようになった。妖の仕業なのか――正体をつきとめようとする夏目とニャンコ先生の前に姿を現したのは、不気味な面をつけた妖「巳弥」だった。名のある妖が描いたというその絵に描かれた小さな人影、それはかつて巳弥と友人だったものなのだという。巳弥に絵を返そうとする夏目だったが、何故かその絵は壁から外れなくなっていた…

脚本:高木 登
コンテ:うえだひでひと
演出:うえだひでひと
作画監督:斉藤和也、野道佳代